常在菌と言う長生きさせてくれる菌

体に潜む常在菌

腸には常在菌と呼ばれるたくさんの種類の菌が生息し、細菌叢をつくっています。
よい細菌もいれば悪い細菌もいて、バランスがとられています。

 

胃腸の働きや食事の内容が悪いと、悪い菌が繁殖して腸内細菌のバランスが崩れ、腸のなかは発酵・腐敗を繰り返します。
腸の腐敗は大腸がんをはじめ、ありとあらゆる病気を引き起こすと考えられています。

 

腸内細菌のバランスがとれていることは健康を保つ重要な条件ですが、貯食抜きの一日2食にすると腸内細菌叢が正常になってくると、甲田博士は言います。

 

空腹が8時間以上続くと、モチリンというホルモンが分泌されるという話しをしました。
モチリンは排便を促します。

 

朝食を抜くと、空腹の時間が長い分、モチリンがいっそう活発に分泌されるため、さらに排便が促され、腸内の掃除に役立つというのです。

 

モチリンの専門家である群馬大学の医学部の伊東漸名誉教授の研究によると、空腹でお腹がグーッと鳴ったとき、胃の中を内視鏡で除くと胃が強く収縮していると言います。
この収縮を引き起こすのがモチリンです。収縮は腸へ進み、排便が促されます。

 

同教授による十二指腸潰瘍などで胃酸が過剰にでている人は、モチリンがでても空腹時の収縮が起らないことがあるそうです。
そういう場合、しばしば腸内細菌が異常繁殖してしまうというのです。

 

モチリンの分泌が活発になり、排便が促され、それによって腸内が綺麗に掃除されると腸内細菌叢が正常になります。
前述したように一日2食を実行すると、最初のうちは体重が減り続けますが、一定期間を過ぎると太ってきます。

 

これは朝食抜きによってモチリンが活発に分泌され、排便の状態が良くなって宿便がとれ、腸内細菌叢が正常になった結果なのだと、甲田博士は説明し、次のように続けます。
「腸内環境が変わっていく過程で、いろいろな病気が治ってくるのです」